コラーゲンを合成を促進するサプリメントを中心に、新陳代謝を促す食品やサプリメントを活用し、内側からもしわ・たるみを改善しましょう。

しわ・たるみ改善効果がある食品成分

■コラーゲン
コラーゲンを摂取すると、体内のコラーゲンの合成が活発になります。1日あたり、2gのコラーゲンが壊されているので、それ以上のコラーゲンを摂取すると効果的です。近年では、コラーゲンはサプリメントとして、粉末状やタブレットタイプで多く市販されていますので、試してみてはいかがでしょうか。

■ビタミンC
コラーゲンはビタミンCが十分にないと合成されません。ですが、ビタミンCは水溶性ビタミンで体内に溜めておくことが出来ない上に、ストレスや喫煙、水道水の塩素でも消費されてしまうので、まめに摂取する必要があります。コラーゲン合成を高めるためには、1日のビタミンCの摂取量は1000mg以上が良いとされていますので、サプリメントを食後に300mg以上を摂取すると効果的です。

■亜鉛
必須ミネラルである亜鉛は、体内においてコラーゲン合成に深く関与していて、コラーゲンは亜鉛がないと合成されません。また、真皮のコラーゲン代謝に関与していて、亜鉛が不足すると古いコラーゲンが残ってしまい、しわ・たるみをまねいてしまいます。さらに亜鉛は、300以上の酵素の生成に関与し、肌が生まれ変わる時に必要なミネラルです。ターンオーバーが正常になれば、古い角質が残って起こる小じわも出来にくくなるでしょう。

■アスタキサンチン
鮭やエビなどの赤い色素成分であるアスタキサンチンには、コラーゲンを合成する働きがあります。また、ビタミンEの1000倍もの強力な抗酸化作用により、体の酸化を抑制する老化予防の働きや、活性酸素によるコラーゲン変性を抑えてくれます。

■杜仲茶
杜仲茶には、コラーゲンを合成する作用があります。杜仲茶はノンカフェインなので、普段から飲み続けることができます。

■センテラアジアチカエキス
東洋では長寿のハーブとして用いられるセンテラアジアチカエキスは、コラーゲンの合成を促したり、皮膚代謝作用、血液循環作用、活性酸素消去作用などがあります。

■ヒアルロン酸
ムコ多糖として真皮を満たしているヒアルロン酸は、食品やサプリメントとして補うことで増加します。ヒアルロン酸が減少すると、真皮がスカスカなスポンジ状態になり、圧力に弱い皮膚になってしまいます。また、血管が通っていない表皮に栄養を届けるのはヒアルロン酸であり、不足すると肌トラブルが加速します。食品では、カレイやイカ、ウナギに多く含まれていますが、サプリメントでも効果があります。

■コンドロイチン硫酸
ムコ多糖としてヒアルロン酸と同じように真皮を満たしているコンドロイチンは、食品やサプリメントで補うことで増加します。食品では、サメの軟骨に多く含まれていますが、毎日食べるのは難しいので、サプリメントを利用するのも良いでしょう。

■グルコサミン
グルコサミンは、体内でグリコーゲンから代謝分解されて生成され、ヒアルロン酸やコンドロイチンなどの原料になります。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸は、ムコ多糖として真皮をみたして弾力を保つ重要な成分です。グルコサミンを補うことで効率的にそれらを効率的に補うことが出来ると言われています。食品では、カニの甲羅やキノコ類に多く含まれていますが、サプリメントを利用するのも良いと思います。

■セラミド
セラミドは、水分を抱え込むことが出来る特殊な構造をもつ脂質で、角質細胞の隙間をうめてバリア機能や保湿などの働きがある成分です。そのセラミドも、加齢やストレスによって減少します。食品では、米、大豆、小麦などの穀物類に多く含まれていますが、サプリメントを利用するのも良いと思います。

■ハトムギ
イネ科の植物であるハトムギに含まれる成分は、肌荒れやサメ肌、ニキビ(吹き出物)の改善に効果があります。また、肌の水分量を増加させ、なめらかな肌を維持するために役立ちます。